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2016年10月3日(月) 青山学院大学理工サッカー部 インタビュー記事
これが、俺らの、青理だ――
(取材・文章・写真:神垣柚乃)
7年連続8回目の本大会出場を果たした青山学院大学理工サッカー部―――通称青理―――
「楽しんで勝つ」。その言葉に隠された想いに迫る。

―まず、チーム紹介をお願いします。
プレイヤーが60人、マネジャーが30人います。今年は今の4年生が達成した日本一を守るとともに、学年関係なく楽しく、かつ真剣にサッカーをするチームを目指しています。可愛いマネジャーたちは毎日、サッカーができる環境を作ってくれているので、常に感謝の気持ちを持ちながら練習しています。

―練習について教えてください。
週に3回から4回しています。特別な練習は特にありません。短い練習時間で効率良く練習をしたいので、練習時間の30分前に集合し、グラウンドが利用できる時間になってすぐに100%の練習ができるところまでアップをしっかりやります。また、人数が多い中でも全員を平等に出したいことからも時間の使い方に気をつけています。

―サッカーというスポーツをする中で「平等に」ということを意識されるのはどうしてですか?
体育会サッカーと違って、同好会サッカーはみんなで楽しんで勝つことができる、そこが同好会の良さだと思っています。だからこそ、みんな平等に、不公平なしにすればプレイヤーの練習や試合に対する気持ちがプラスになると思うからです。

―どのプレイヤーにもチャンスがあるということですね。そのようにプレイヤーのモチベーションを上げることで、Aチームになりたいという競争心も生まれるのでしょうか。
実力はもちろん、毎回きちんと練習に参加するプレイヤーには、練習試合でチャンスを与えます。競争心が生まれるからこそ、みんな向上心をもって日々練習をしていると思います。それは、練習試合の激しさからもわかります。ただ、全員が絶対にそのような気持ちを持っているわけではないと思っています。サッカーが好きな人、友達が好きな人、“青理”に来る理由は十人十色です。その人たちをどうやって巻き込んで、練習を盛り上げていくかが僕たちの課題でもあります。どの同好会でもプレイヤーに温度差はつきものですよね。競争心も全員にもって欲しいけど、それは簡単なことではないので、せめてサッカーが純粋に好きな人とサッカーができたらいいなと思っています。

―非常に熱い気持ちで日々練習していらっしゃるようですが、今年も、青杯は“青理”が絶対的な強さを見せました。今年の青杯はどのような気持ちで臨みましたか。
今年現役は、Aチーム・Bチームの2チームで出場しました。なので、AチームはBチームに負けないように意識しました。紅白戦では何度か負けていましたが、公式戦で本気の勝負ができ、また、Aチームが勝つことができました。チームの実力底上げにも大事な大会だったし、試合の状況によっては1年生を使うこともできたので、その面で非常に充実した大会になりました。

―他のチームはどうでしたか。
戦ってきたチームに対しては、常にリスペクトしています。サッカーは、相手・グラウンド・審判・運営者・道具等のおかげで成り立っています。棄権チームが出てしまったのは非常に残念ですが、僕らのやることは変わりません。全てのチームがいたからこそ、青杯が成り立ったと思うので感謝しています。

―本大会まであと少しですが、どのようなチームで挑みますか。
あと少し、1年生に青理の良さや楽しさをより感じてもらうとともに優勝できるよう試行錯誤しながらチームを作っていきたいと思います。今年は中々結果を出せない中、難しい戦いが続いています。だからこそ、この大会にかけている想いは他のチームには負けません。僕らの練習や合宿を支えてくれているマネジャーを日本一にするためにも、厳しい戦いに勝って良い思いをさせてあげるのがプレイヤーの役目だとも考えているので、一生懸命、後悔のないように頑張りたいです。

―注目選手を教えてください。
14番亦野陸生選手。八千代高校出身。経営学部経営学科。
華麗なドリブルから繰り出されるパス、無尽蔵な心臓で青理の攻守ともに支柱となっている。2年生ながらゲームをコントロールできる高い偏差値をもっており、常に状況を的確に判断できる選手。今回注目選手は1人だけ紹介したが、青山学院理工サッカー部は試合に出ている選手からベンチにいる選手まで全員が注目選手である。是非1人1人の選手をしっかりと見てほしい。



―予想フォーメーションを教えてください。
予想フォーメーション

庄田

完山  安藤

山下      新野

清藤  井戸

木越  高橋  町頭

赤塚
同じマネジャーとして聞きました


―マネジャーにとってプレイヤーの存在とはなんですか。
時間と労力を厭わず、支えたいと思える大切な存在です。

―マネジャーをしていて1番嬉しかったことはなんですか。
試合に勝ってプレイヤーが喜んでいる姿を見る時。

―本大会でプレイヤーに求めることはなんですか。
いつも通り、かっこよくて強い青理のプレーをしてほしいです。それができたら優勝できると信じています。

―あなたにとって青理とは?
私たちの生活の中心。自慢できるチーム。3日会わないだけで寂しくなっちゃうくらい大好きです。


思っていることがある。想ってくれている人がいる。
1年間、思うようにいかないこともあったけれど、十人十色のメンバーを“青理”という1つの色にしてきた。サッカーを、仲間を、プレイヤーを、マネジャーを愛しているこの人たちの“色”は、どのような色で、どのように輝き、本大会で「楽しんで勝つ」ことができるのか―――
注目選手であるチームの全員から目が離せない。


(1番右上から2人目)キャプテン:5番完山日大 経営学部3年 駒場高校出身
備考:サンマルク青山オーバービル店
青山学院理工サッカー部が誇る不動であり最強の主将。ピッチ内では対峙する相手をことごとく封じ込め、自身も果敢にゴールに迫りチームを引っ張る頼りになる存在である。だがしかし、1度ピッチを離れると、自分ですら予測がつかないトリッキーな言動で部員、マネジャーを翻弄している。また、2年田中と同じ都立駒場高校出身である。皆さんがこの2人を前にした時“コマバメグロク?”と唱えたら何か起きるかも!?
(真ん中上から1人目)代表:10番赤塚武也 総合文化政策学部3年 國學院久我山高校出身
備考:やよい軒青山オーバービル店K
パス・トラップ・シュート等の基本技術に秀でているだけでなく、時に豪快なシュートも決めてみせる青理の10番であり、押しも押されぬあんたが代表である。また、彼の辞書には“キャパシティー、限界”という概念が存在しておらず未だかつて彼の底を見た者はいない。こんな一見完璧に見える代表だが、常に怪しいウワサがつきまとっており、常にヒゲが濃いというグレーな一面もちらつく。
(1番左上から2人目)部長:5番清藤陸 経営学部3年 川和高校出身
やよい軒オーバービル店H
試合中は中盤での粘り強い守備とハードワークでチームを鼓舞し、普段は誰からも愛されるキャラクターでチームを和ませる我らが青理の部長さんである。そんな彼だが、初めて会った人にカンボジア人のふりをして日本語が通じないふりをするという変わった特技も併せ持つ。楽しい席では彼をおだててみましょう。元気であればキレキレのダンスをノリノリで見せてくれるはずです。
(1番左上から1人目)副キャプテン:6番町頭悠太 経営学部3年 鎌倉高校出身
備考:やよい軒青山オーバービル店K
チームのみんなから“まっちー”の相性で呼ばれているチーム1の人気者でありお調子者。プレーでは抜群のタイミングの攻撃参加と無類の強さを誇るヘディングで得点を量産する超攻撃的サイドバック。普段はその甘いマスクとは裏腹に基本的に口が悪くやんちゃである。また、“びっくり人間”の異名を持つ。その真相は直接確かめてみるべし。