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2015年7月9日(木) 立教大学サッカー愛好会 インタビュー記事
12年連続本大会出場を決めた立教大学サッカー愛好会
「日本一奪冠」その言葉にかけた想いとは-。
(取材・写真:中沢 由宇紀・松永 麻子)
立教大学の中では圧倒的な強さを誇るサッカー愛好会。 インディペンデンスリーグ[同好会]が発足した2004年以来、毎年出場権を獲得し続ける強さの源とは。 100人以上の部員をまとめる代表、副代表の2人に話を聞いた。
-まず初めに、簡単にチーム紹介をお願いします。
立教大学サッカー愛好会(通称:立愛)は、1968年創設の歴史あるサークルで、プレーヤー、マネージャーが一体となり“全員で戦う”という雰囲気の良さをモットーに、水・金・土の週3回新座キャンパスのグラウンドで活動しています。
今年の立愛の目標は、なんといっても「日本一奪冠」です。本来ならば奪還という表記をするのですが、今の三年生は、一年生の時に日本一を経験した後、昨年二年生の時に日本一の座を奪われるという苦い経験をしました。そこで、奪われた冠を取り戻すという思いを込めて、「日本一奪冠」という目標を掲げています。

-練習はどのようなメニューで行っているのですか?
練習は週3回やっています。ボールポゼッションから始まり、途中に強度の高い練習を組み込んだ後、最後に全員で紅白戦という流れで練習をしています。練習は毎回とても雰囲気良く行っています。



-立愛のその雰囲気の良さを作り上げているものは何でしょうか?
立愛は「日本一」という大きな目標を掲げている中で、練習から全員で積極的に声を出し盛り上げていくことで、真面目な練習の中にもサッカーの楽しさを見出し、立愛ならではの良い雰囲気を作り上げています。



-マネージャーの人数も多いですが、立愛にとってマネージャーとはどんな存在ですか?
よく他チームからもマネージャーの多さについて指摘されますが、立愛にとってマネージャーとは、自分たちプレーヤーの熱狂的なサポーターであり、一緒に戦う仲間でもあり、また、大切な家族のような、必要不可欠な存在です。



―サッカー面以外を含め、立愛ならではの行事はありますか?
立愛の良さは、プレーヤー・マネージャー関係なく、学年の壁を越えて仲が良い和気あいあいとした空気感です。行事ではないですが、特徴的なのはプレーヤーの誕生日の祝い方です。誕生日を迎えたプレーヤーは、練習の最後にマネージャーからケーキをプレゼントされ、今年の抱負を発表したあと、全員の前で一発芸を披露するという使命が課されています(笑)


常に慢心を捨て、集中力を切らさずに戦う。

-2月に行われた学内戦の感想を教えて下さい。
例年、立愛が優勝候補に挙げられている中で、いかに気を抜かずに最後まで戦い抜くかを意識して試合に挑みました。



-10月の本大会での注目選手は?
注目選手は、昨年の東西交流戦のEAST SELECTにも選ばれたFW木村選手と、一生懸命がモットーのFW貝塚選手です。木村選手は、ボールを持つと見ている人をわくわくさせることの出来る選手です。また、頑張ることが魅力の貝塚選手のプレーには、人の心を動かす熱いものがあるはずです。

-本大会の目標・意気込みを教えて下さい。
立愛では、本大会は3年生だけで出場することになりますが、例年予選突破を目標としているので、今年も予選突破を目標に頑張ります。また、このアットホームカップでは、サッカー面のほかに、選手一人一人の個人応援歌を作るなど、チーム一丸となった応援にも力を入れているので、是非そこにも注目してもらいたいいです!

全員で戦うというモットーの通り、取材当日も休日にも関わらず多くのプレーヤー・マネージャーが練習に集まっていた。この普段の練習から見られる団結力こそが、彼らの長年にわたる強さの秘密なのかもしれない。
立教サッカー愛好会 予想フォーメーション

貝塚         木村

廣瀬                    出水

増田         伊藤

竹口      米山      長岐      細谷

野口

右:代表 伊勢 太一(いせ たいち)
1994年6月1日生まれ。
Forza’02→横河武蔵野U18
全国大会3回出場(全日本クラブユース選手権2011、2012)
2012年度にはキャプテンとしてチームを率い、夏冬全国大会出場を果たす。
大学では立教サッカー愛好会に入団。1年生時からスタメンとして試合に出場し、2013年度日本一に貢献した。
2015年度立教サッカー愛好会代表に就任。

左:副代表 菅谷 栄斗(すがや えいと)
1994年9月9日生まれ
町田JFC→FCゼルビア
ユース時代にはJリーグの下部組織が集い日本一を決める、JユースカップでFWとして活躍。
GK、CB以外の全てのポジションをこなす器用さと、今までの所属チーム全てでキャプテンを任されてきたことに表れるそのキャプテンシーを武器に、副代表として立愛をまとめる。